国連事務総長と大臣からのメッセージ

世界自閉症啓発デー2025・メッセージ

国連事務総長メッセージ (2025.04.02)

世界自閉症啓発デーによせて
2025年4月2日

 世界中で、自閉症の人々は、社会、人間の進歩に向けた試み、そして個人の生活に多大な貢献をしています。今日、私たちはこれらの功績を振り返ると同時に、依然として様々な大きな課題が残っていることも認識しています。

 自閉症の人々は、日常的に孤立、偏見、不平等を経験しています。特に危機の際には、彼らは医療や教育を受けることを拒否され、法的能力が認められず、無視されてきました。このような差別は、「障害者の権利に関する条約」や、「持続可能な開発目標」における誰一人取り残さないという公約に反しています。このような状況は変えていかなければなりません。

 政府は、平等を保証し、自閉症の人々の社会への完全な参加を促進するための法律や政策を採択しなければなりません。自閉症の人々が平等に活躍できる機会を確保するためには、包括的な医療や教育のシステム、職場環境、都市設計が必要です。

 世界自閉症啓発デーにおいて、自閉症の人が誰一人取り残されない世界を作ることを改めて決意しましょう。

 

2025 年4月 国連事務総長 アントニオ・グテーレス
(世界自閉症啓発デー・日本実行委員会事務局による仮訳)

👉アントニオ・グテーレス国連事務総長からのメッセージ(2025年4月2日)はこちら

厚生労働大臣メッセージ (2025.04.02)

第18 回世界自閉症啓発デー(令和7年4月2日)に寄せて

 毎年4月2日は、平成19 年12 月に国連が制定した「世界自閉症啓発デー」で、本年で18 回目を迎えます。わが国では4月2日から8日までを「発達障害啓発週間」として社会全体での理解促進に取り組むこととしており、今年も、一般社団法人日本自閉症協会をはじめとする関係団体の皆様のご尽力により、世界自閉症啓発デー関連イベントが開催できますことに改めて御礼を申し上げます。

 今年は、自閉症をはじめとする発達障害のある皆様の多様性を尊重し、ご家族や地域の皆様がつながり、笑顔でいられる社会を目指して「みんな たいせつ つながる えがお」をキャッチコピーに掲げて啓発活動を進めています。また、発達障害啓発週間には、東京タワーをはじめとする全国各地のランドマークを「癒やし」や「希望」を表す青色でライトアップする「ライト・イット・アップ・ブルー」の開催や、「セサミストリート」のキャラクターで自閉症の特性がある「ジュリア」などを起用した啓発ポスターが全国各地で掲載されます。この他、公式テーマソングである「We Belong We Belong わたしたちのうた」や当事者の皆さんからのメッセージをまとめた「メッセージ・イン・ブルー」を公式ウェブサイトで公開しています。たくさんのイベントを通じて、国民の皆様が、自閉症をはじめとする発達障害の理解を深め、共に生きる社会を考えるきっかけになることを期待しています。

 厚生労働省においても、各都道府県等に設置されている発達障害者支援センターなどに専門的人材を配置することにより、地域での支援機能の強化を進めています。また、令和7年度からは、これらの地域の支援体制のネットワーク構築を進めるとともに、地域の専門的人材の養成を加速させることで、発達障害のある方々への支援の更なる強化を進めてまいります。

 発達障害のある方々の多様性が尊重され、障害の有無に関わらず、共に育ち共に生きる社会の実現に向けて、当事者やご家族の皆様の声をしっかりと伺い、関係府省庁とも連携しながら、引き続き取組を推進してまいります。

 今後とも、皆様のご理解とご協力をよろしくお願いいたします。

令和7年4月2日
厚生労働大臣 福岡 資麿

👉厚生労働大臣からのメッセージ(令和7年4月2日)はこちら

文部科学大臣メッセージ (2025.04.02)

世界自閉症啓発デー2025に向けた文部科学大臣メッセージ

 毎年4月2日は、国連が定めた「世界自閉症啓発デー」です。また、我が国では、毎年4月2日から8日までの期間を「発達障害啓発週間」とし、自閉症など発達障害に関する正しい理解が進むよう、啓発活動に広く取り組んでおります。

 「世界自閉症啓発デー」は今年で18回目を迎えます。今年のキャッチコピー「みんな たいせつ つながる えがお」の下、今年も「世界自閉症啓発デー」のシンボルカラーである青を基調としたライトアップ等が全国各地で実施されます。

 文部科学省では、障害のある子供一人一人の自立と社会参加を見据え、個々の教育的ニーズに応じた指導を提供できるよう、通常の学級、通級による指導、特別支援学級、特別支援学校といった連続性のある多様な学びの場の整備を進めるとともに、いずれの場においても、障害のある子供と障害のない子供が可能な限り共に学ぶことができるよう、特別支援教育を推進しております。

 また、自閉症など発達障害を含む障害のある子供たちへの適切な指導や必要な支援を行うため、実態把握等の校内支援体制の強化や、通級による指導の充実等、就学前からの早期発見・早期支援に向けた施策を進めるとともに、管理職をはじめとする教員の理解啓発・専門性向上にも取り組んでまいります。

 さらに、教育と福祉が連携し、行政分野を超えた切れ目のない一貫した支援を行っていくため、引き続き厚生労働省・こども家庭庁とも連携を密にしながら、誰もがその能力を発揮し、相互に人格と個性を尊重し支え合い、認め合える共生社会の形成を目指し、特別支援教育の一層の充実を図ってまいります。

 結びに、「世界自閉症啓発デー」や「発達障害啓発週間」が、教育関係者にとって発達障害についての理解を深め、支援の充実につながる契機となることを期待するとともに、引き続きの御理解と御協力をお願い申し上げて、私からのメッセージといたします。


令和7年4月2日
文部科学大臣 あべ 俊子

👉文部科学大臣からのメッセージ(令和7年4月2日)はこちら

こども政策担当大臣メッセージ (2025.04.02)

世界自閉症啓発デー2025(令和7年4月2日)に寄せて

 毎年4月2日は、国連の定める「世界自閉症啓発デー」です。また、我が国では、4月2日から8日までを「発達障害啓発週間」として、様々な啓発活動に取り組んでいます。

 今年は、「みんな たいせつ つながる えがお」をキャッチコピーとして、全国各地で、自閉症のシンボルカラーである青色で地域を照らす「ライト・イット・アップ・ブルー」など様々な取組が行われています。

 また、すべてのこどもたちのアイデンティティーや友情を尊重し、多様性豊かな社会で、こども全員が自分自身に誇りを持ち、居場所を感じられるようにとの願いが込められた楽曲「WE BELONG E BELONG E BELONG わたしたちのうた」は、世界自閉症啓発デー日本実行委員会の公式テーマソングとなっています。

 こども家庭庁では、自閉症や発達障害のあるこどもも含めすべてのこどもの健やかな育ちを支え、障害の有無にかかわらず、地域で安心して暮らすことができるよう、児童発達支援センターを中核とした地域の障害児支援体制の整備やインクルージョンの推進に加え、新たに、関係機関が連携した「気づき」の段階からの早期の発達支援の推進に取り組むほか、養育支援や預かりニーズへの対応などの家族支援の充実などを進めています。

 今後とも、こどもの視点に立って意見を聴き、その声を大切にして、こどもたちにとって最もよいことは何かを考えながら、「こどもまんなか社会」の実現と、すべてのこどもが、それぞれの多様性を認め合い、尊重し合い、誇りをもって生きられる社会の実現を目指し、関係省庁とも連携して取組を推進してまいります。

 「世界自閉症啓発デー」や「発達障害啓発週間」が、こども1人ひとりの個性や特性を理解し、こどもや子育てをしている人の気持ちに想いを馳せて、寄り添う契機となることを強く期待して、私からのメッセージといたします。


令和7年4月2日
こども政策担当大臣 三原 じゅん子

👉こども政策担当大臣からのメッセージ(令和7年4月2日)はこちら